明治大学校友会新潟県支部
佐渡地域支部
支部長 末武 正義
(昭和45年 政治経済学部卒)
ご 挨 拶
この度、新潟県支部で12番目に設立されました佐渡地域支部の支部長・末武正義(昭和45年、二部政経卒)でございます。
明治大学校友会で、離島(離島振興法の有人離島)での地域支部発足は、佐渡が初めてだと思います。
私どもの地域支部は、5月10日(金)設立総会を開き、6月1日(土)開催された新潟県支部臨時役員会で設立が承認決議され、更に、6月15日(土)に開催された全国支部長会議において設置を承認していただきました。
そして、7月27日(土)には、明治大学アカデミーコモンで開催された「支部長・幹事長・地域支部長・本部員懇談会」の席上、立派な支部旗を拝受させていただきました。
期しくもこの日は、「佐渡島(さど)の金山」が世界遺産に登録されたという吉報が、インドニューデリーから同会場にももたらされ、大いに祝福されました。
又、NHK今年前期の「朝ドラ」に、我ら明治大学の歴史に残る女子学生を主役とした「虎に翼」が放映され、人気を博しました。又、付け加えるならば、佐渡が一島一市になって20周年に当たります。髙橋新潟県支部長のお話ですと、佐渡地域支部発足案は20年前から掲げられていたとのこと。これら関連した朗報が重なった年に佐渡地域支部を設立出来たことも縁深く感じております。
私は、昭和40年代に「白雲なびく」下で二部学生を過ごしました。小農家の事情もあり、赤羽寮(明大には全国でも珍しい二部寮が3寮ありました。)から農林水産省に通い、帰りに駿河台に寄る二重生活の4年間でしたが、多感な青春時代を大らかに過ごしたように記憶しています。
学費値上げ反対、二部寮統合問題、学生自治会一部二部合同による団体交渉。
特に2年時は、大学側のロックアウトがあり、校舎内にはあの「星野仙一」がおり、外には動員された我等寮生がいた。が、土日の神宮球場では、「星野がんばれー」などというシーンがありました。世情では、「ベトナム戦争反対」や「70年安保」の騒動があって、大阪万博もあり、日本中が元気にうごめいていた時代でした。
寮祭では、赤羽教会ホールを借りてクリスマスダンパ(バンドに宇崎竜童がいたという)をやったり、岡野加穂留先生(第11代明大学長、のちに郵政民営化反対団体のリーダー;比較政治学者)を呼んで飲み会講座をしたりと、楽しい勤労学生生活をさせてもらいました。授業を受けたシーンは、全く出てきません。 東京生活は9年間でしたが、半世紀前のことです。今、私には走馬灯が回っています。
当支部は、設立したばかりで未だ靄の中にいるようなものですが、校友会の趣旨に沿って、後輩諸君と新潟県支部活動を通じて、微力ではありますが、島の中の「明治」を広められれば、と思っています。 今後とも、よろしくお願いいたします。
2024年10月